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TRES TAX NEWS  9月号 VOL.87

TRES TAX NEWS  9月号 VOL.87

TRES TAX

過酷な暑さもようやく落ち着いた頃でしょうか。今年も例年以上の異常気象を記録した夏でした。体力もそれなりに落ちているのではないかと感じております。
先月の段階ではいつになく忙しさが増した8月を迎えるということをお伝えさせていただきました。結局、臨時的な業務を落ち着けるための日々に終始注力し、あまり夏休みを堪能するという感じではありませんでしたが、このような季節ですとそれくらいでちょうど良いかもしれません。今度は秋を堪能することができるかどうかに期待します。
今年は独立開業から10年目の節目ということで、いろいろと整理したところで、また新しい形を創造していく取り組みにも意識をしています。特に、中小企業のサポートをしていくことは当初からの目標としていた一つの指針でありますので、より新しい組織で、より新しいサービスをさらに新しい分野の方々までに行き届けられるような展開を図っていくべく模索しています。
会計を通したサービスの提供は長い年月のなかでもそれほど大きく変化していないものでもあります。そのようななかでも、新しい時代に即した会計・税務・経営という切り口からのご提案と実行をしていけることが期待されるところです。
なかなか目には見えづらい論点につき、日の当たらないという分野であり、少し見える化を取り入れて、サービスを受ける側からも判定や判断ができるようなしくみなどがあると良いと感じています。
ヒントはいろいろな身近なところにあるものでしょうから、ここから少しそのような観点で吸収して良い形をつくりたいと思います。


TOPICS

好業績と決算対策

リーマンショックから約10年が経過し、空前の好景気となっていることは否めません。企業の利益は増加し、借入金は減少傾向であり、中小企業においても毎期決算対策に追われている状況であると言っていい状況にあります。

一方で小規模企業については、高齢化によるものが大きいところですが、廃業件数が増加傾向にあり、従業員数ともに減少しているのも事実です。これは大企業においても同様であり、企業と従業員は減少しており、中規模の会社のみ従業員と共に増加していることになりますし、ある業種は減少し、新しい業種が増加していることの表れであるとも言えるでしょう。

いずれにしても、元気な中小企業はここ数年間にわたり、かなりの好業績であるということは紛れもない事実であると言えます。そのようななかで多くの会社ではこのような好景気が決して続くとは思わず、実力で次のステージへ渡り、景気が傾いたとしても乗り切れるようにしていきたいという経営の舵取りをされているのが多くの経営者の実情となっています。

そのためにどのような観点で決算を迎えて、何をしておけると良いのかということになりますが、基本となることは、ヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源に対して先行投資の上、納税すべきは納税するということです。最終的には法人税を納税することによって、会社の財務体質が強化されてくるからです。ここまでは当然にご理解をいただき、実践されているという会社もほとんどでしょうが、その先の決算対策としてどのようなことが挙げられるのかという相談が常であるとも思います。

しかしながら、ヒト、モノ、カネ、情報のどれを取ってみたとしても、一つ一つ分解して掘り下げてみますと、結構いろいろな論点があると思います。ヒトについても、新規採用となれば多く獲得コストが生じますし、モノについても設備投資などであれば高額になりますし、そのための優遇措置の適用なども含めるとかなりの人的コストも発生していくことでしょう。このような経営資源をよく分解して検証した後の、あらゆる経営資源を組み合わせた次世代投資となる効果的な支出は決算対策以前に組み込んでいけると良いのでしょう。たとえば、IT投資もそのうちの一つと言えますし、自社ウェブサイトの構築も一つの統合的な対策と言って良いのではないでしょうか。


田代哲平の総合型地域スポーツクラブ支援
(地域スポーツ振興)ブログ

~夏休み~

今までは総合型地域スポーツクラブでサッカー、フットサルを毎月運営してきましたが、今では毎年8月に1回のみフットサルのレクリエーションを企画するのみとなりました。これも今年で3回目となりますが、小学生から50代までの男女問わずという今までのフットサルの流れを汲む形となっています。少しずつ人数も集まってきている兆しが見えますが、今年は14名で開催することができました。

2年前に膝のじん帯の手術をして以来、思うようにスポーツなどができず、運動不足の日々を過ごしている感が否めないので、この機会に自分自身のパフォーマンス度を試してみようとしていたところであったのですが、やはりまだ膝の調子が完全ではなく、当面運動はあまり出来そうもないことを実感した結果となりました。

最近は食事面でダイエット的な健康法を取り入れるべく取り組んではいたものの、これもなかなか成果が表れず、夜の食事会の機会はどんどん増える一方で、体重コントロールも困難な状況であり、最後の頼みの綱はフットサルとしていたのでありますが残念です。

やはり、日々の食事と適度な運動をもう一度一から構築してなるべく自然体で実践できるように少し変えるべきところがあるということでしょう。またがんがんスポーツしても怪我の心配がついて回るのでそろそろ覚悟を決めて、生活スタイルの変え頃ということでしょうか。

健康管理もこれから大切なテーマになる年代にも入りましたので、今までのやり方では通じないということをしっかりと自覚して、根本的に意識を変えていかないとなりませんが、何か手軽なスポーツに打ち込むこともそのうちの一つという見解もなかなか捨てきれず、少し工夫をこらして楽しみながら成果が表れるようにもしていきたいものです。


プチ経営哲学

SWOT分析

会社の経営について考察する場合、自社の強みに着目するSWOT分析が役立ちます。一般的に使われている手法であり、単純明快な考え方で中身はそれほど難しいことはありません。

Sは強みであり、対極はWで弱みです。中小企業ではほとんどが、Sが独自の技術やノウハウといった項目であり、Wは資金力、資本力といった項目が挙げられます。

自社の強みに着目するというのが最大の特徴であり、弱みにはほとんど目を向けることはありません。当然、資金や人材などの経営資源は大企業に比べると限られている中での競争という前提があるからと言えます。

強みは、自社でははっきり認識していなかったとしても、客観的な視点からはくっきりと浮かび上がって見えるものであるくらい、わかりやすいものですべての会社が持っていると言って良いものです。

そしてその強みを、機会となるOに向けて積極的に投下していくという方針につながっていきます。機会とは、たとえば団塊世代の高齢化といった人口動態であったり、政府の政策であったり、景気の動向といった市場全体の自社ではコントロール不能のものを指します。

機会に対するTは脅威となり、たとえばライバル企業の市場参入であったり、不景気となる要因であったりと、自社にとって望ましくはない環境のことを指します。

ここで注目すべきは自社の強み(S)を見つけて、市場の機会(O)に思い切ってぶつけていくという勇気であると言えます。収益、利益をもたらすのは弱みを減らすのではなく、強みを伸ばすことであり、脅威に備えるだけではなく、ビジネスチャンスに打って出ることであるという思考がSWOT分析であります。

そのようにして分析してみるとまだまだ打つことが出来る対策は眠っていることと思います。


<9月の税務スケジュ-ル>


法人


(1)7月決算法人:法人税・地方税・消費税の確定申告と納付
(2)1月決算法人:法人税・地方税・消費税の中間申告と納付
(3)4月・10月決算法人:消費税の中間申告と納付(四半期)
(4)9月決算法人:H30年度の消費税の対応
      納付手続きをお忘れないようご確認ください。

2018/08/27更新



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